2020年1月1日付 京都新聞【日本人の忘れもの 知恵会議】に彌榮自動車株式会社 取締役社長 粂田佳幸の挨拶が掲載されました
2020/01/06
京都で仕事をする醍醐味
彌榮自動車株式会社 取締役社長 粂田 佳幸
当社は日本の伝統文化が息づく京都で育まれてきました。「彌榮(ヤサカ)」という社名が、「益々(マスマス)栄える(いやさか)」という意味の縁起の良い大和(ヤマト)言葉に由来することも京都らしい社名とお感じいただく理由の一つかもしれません。タクシーや観光バスの車体デザインも、おかげさまで京都の美しく映える風景の一部となっています。
かつて天皇陛下が学習院高等科在学中、46名のご学友とともに修学旅行で京都を訪れた際にお供をしたのは、ヤサカ観光バスでした。令和の時代を迎え、即位礼正殿の儀など皇室の一連の祝賀行事でも、国内外の要人輸送などにお供させていただきました。地道な日々のおもてなしがこのようなご縁につながり、とても感慨深い出来事でした。
大正時代に京都府第一号営業鑑札を受け、ハイヤー・タクシーの草分けとして歩んできました。車社会は目覚ましい進化を遂げていますが、人が人をもてなす「心」は今も昔も変わりません。「やっぱり、ヤサカさん」とお声掛けといただくたびに、私たちは一期一会の積み重ねの大切さを実感します。
シンボルマークの「三つ葉のクローバー」は、創業以来、私たちが大切にしてる「安全」「快適」「信頼」の三つの心を意味しています。京都で培われた、時代を超えた未来へのキーワードとして大切にしていきたいと思います。