京都新聞【日本人の忘れもの 知恵会議】に 彌榮自動車株式会社 取締役社長 粂田佳幸の挨拶が掲載されました
2019/01/02
進取の気風息づく「三つ葉のクローバー」
彌榮自動車株式会社 取締役社長 粂田 佳幸
世界各国からの多くのインバウンド（訪日外国人）で沸く現代の京都を、先人たちはどのように見ているのでしょうか。終戦直後の混乱のさなか、京都の観光資源に注目し、国際観光都市としての復興を志した先人たちの一人に、当社の初代社長がいました。
連合国軍占領下の京都で、207名の従業員とハイヤー120両を率い、入洛する外国要人や駐留軍人、その家族などの輸送・案内を行う「外国人専用ハイヤー」契約を政府と締結。外国人観光客の来日が解禁された1948年からは、続々と訪れる外国人観光団のお供を一手に担いました。社史資料には社員や車列の様子が克明に記録され、当時の写真を見ると緊張した面持ちの社員達の息づかいが伝わってくるようです。
時代は移り、現在、最先端技術でクルマ社会は目覚ましい進化を遂げていますが、人が人をもてなす「心」は今も昔も変わりません。
ヤサカは、日本の伝統文化と進取の気風が日々の暮らしの中に息づく京都で育まれてきました。ヤサカのシンボルマーク「三つ葉のクローバー」は、創業以来、私たちが大切にしている「安全」「快適」「信頼」の三つの心を意味しています。これこそが先人の志と進取の気風あふれる京都で育まれた「ヤサカの精神」であり、時代を超えた未来へのキーワードであると確信しています。
