ヤサカニュース

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ヤサカタクシーからのお知らせ

~三輪晁勢画伯とヤサカ観光バス~

2015年04月30日

※堂本印象美術館「三輪晁勢 特別企画展」に寄せて

ヤサカ観光バス車体デザインの由来

1953(昭和28)年に観光バス事業を発足させるにあたり、当時の当社社長をはじめとする役員とバスディーラー担当者らのメンバーでデザインについての打ち合わせが行われました。車体デザインは、京都の伝統産業を結びついた「高級観光産業バス」を体現するべく、役員と親交のあった三輪晁勢画伯に依頼。観光バスの車体デザインに高名な芸術家を起用するという発想は、まさに現代の「産業デザイン」の先駆けといえます。

当時のバス車体の一般的なデザインは、直線ラインなど簡素なものが多かったなか、「鴨川のせせらぎ」や「友禅流し」とyasakaの「y」をモチーフに、ヤサカタクシーの色である「溜色(ためいろ)」(あずき色に近い日本の伝統色)の曲線がダイナミックに描かれた大きな観光バスの車体デザインは、60年余りの歳月を経た現代でも色あせることなく受け継がれています。

1955年(昭和30年)頃の観光バス

1955年(昭和30年)頃の観光バス

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